株式会社一粒社ヴォーリズ建築事務所と株式会社澤村が共同で創り上げた -育みの住まい- ヴォーリズムの家

ヴォーリズムの家とは



ご覧なさい、鳥が二羽夫婦になる、巣が出来上がる。この鳥の巣こそ住宅の根本問題です。彼らの家を建てる根本は、言うまでもなく子供のためです。「ヴォーリズ著・吾家の設計より」

始めに台所の設計をします。台所は我々の命の元になる食物を作るところですから。「ヴォーリズ著・吾家の設計より」
これは、今から100年前、単身アメリカからやってきたウィリアム・メレル・ヴォーリズが著書「吾家の設計」の中で述べていることである。
彼はキリスト教の伝道のほか、建築設計事務所、製薬会社、学校、病院、図書館などの経営を行い、数々の偉業を成しとげた事で知られているが、とりわけ、彼の設計した家は 100年経った今もなお、人々の愛着を増し続けている。
一方、彼が愛した近江の町には江戸時代からの古い商家が多く、これをしのぶ人々が後を絶たない。
その理由を探っていくと
家は便利で快適なだけでは不十分であり、住む人の人生を高める場でなければならい。「山田脩治著・麗しい木の家づくりより」
という結論にたどり着く。
つまり、家は、食事、入浴、就寝のための「安らぎの場」以外に、「出会いの場」「趣味の場」「自分を見つめる場」の要素がなければならず、住む人が「鍛えられる場」でなければならない。
単なる「安らぎ」だけではなく、凛とした「厳しさ」が必要なのだ。
この適度な「厳しさ」が加わることによって、住むことの愛着と誇りが増し、古びることによって美しさが増し続けるのである。
こうしたヴォーリズや、近江商人の住まいに学び、
さらに「一粒社ヴォーリズ建築事務所」との業務提携と、
(株)澤村の現代建築技術の粋を結集し生まれた家、それが

「ヴォーリズムの家」である。
100年後、次の世代によって「ヴォーリズムの家」の保存運動が
起こることを夢見て止まない。
文責 ・ 株式会社ヤマプラ 山田脩治
著書 「日本人を越えたニホン人 メレル・ヴォーリズ」
「麗しい木の家づくり」「デザインがおもしろい」